不謹慎かもしれないが

イスラム過激派組織にまた邦人が拉致されたそうだ。斎藤昭彦さんと言うこの男性の勤務する「ハート・セキュリティー」というこの会社は、特殊訓練を受けた傭兵上がりの人間が、軍事コンサルタントやセキュリティ任務を行っていると朝のラジオで言っていた。不謹慎かもしれないが、俺はこの話を聞いたとき、北方健三さんの著書の「挑戦」シリーズに出てくる石本を思い出した。特殊訓練を受けたことのある外国人にその訓練を受けた獣。日本人にもこんな人間がいたのかと正直驚いた。
　無事に救出されたとして、この方が日本に帰国するかどうかはわからないが、無事であってほしいと思う。彼が獣だとすると彼自身自分の現状と生き方を見て自分自身の身の置き方をどうしたいのか自身に聞いてみたい気もするが。

先日のテレビ番組で「ヤミ専従」の話が出ていた。大阪の話だったが、ココは前から公民厚遇のキナ臭い話が多い。この手の話題に関してみてもそうだし、たまにnet上で見る小競り合いもそうだが、どうして最近こういう話題で首を突っ込んでくる輩は、相手が弱い立場だと見て感じ取ると完膚なきまで叩こうとするのだろう。言葉だけのコミュニケーションということもあるが、叩かれる方を見ていて痛々しくも感じる時が多々ある。ほとんどの場合が叩かれる側の人間に落ち度があるのは確かなのだが、関係ない人間まで含めて何かに煽動されているかのように叩きまくっている。追い込まれた方はたまったものではない。度を過ぎた理不尽な言葉の暴力。もう少し何とかならないものだろうか。まるで喧嘩の仕方を知らないガキ共が、虚勢を張って手加減抜きで自らの正義の名の下に暴れ回っているようにしか見えない。誰がための正義だ？許容、寛容、優しさを持ち合わせていない人間が自らの正当性を振りかざすな。そんな奴は正義を語るな。お前らがやっているのはただの虚勢だ。非がある方を叩きつぶすことが目的なのか？非を改めさせいけないことだと諭すことが目的ではなかったのか？子供を叱れない親が多い。つまり叱られない子供が多い。だから叱り方がわからない。そんなことからこんな現象が起こっているのだろうか。